キャバクラ、ニュークラブ、クラブ、ラウンジ、ガールズバー、スナック、ホストクラブ、コンカフェ、パブ等のナイトレジャーに関係する情報を発信しています!
今回のテーマは「不正行為」です!
どんなことに気を付けたらいいの?・・・
どんな風にしたらいいの?・・・
近年、ナイトビジネス(キャバクラ・ホストクラブ・ガールズバーなど)における不正行為の事例と、防止策について説明します。
明確な報道が少ない業界ではありますが、問題のある点は共通しています。
参考にしてください。



🔍 よくある不正行為の例

1. 売上の水増し・架空計上
現金売上を実際より多く報告し、キャッシュを抜き取る手口のことです。
また、カードやQR決済を現金扱いとして登録せず、一部をポケットに流すケースもあります。
2. キャストへの給与未払い・不透明な歩合計算
シフトや指名数を過少に申告し、成果を取り上げる。
面倒だからと一律歩合制にしてしまい、適切な計算・支払いがされていない場合もあります。
3. 架空支出・領収書の偽装
経費と偽って架空仕入れの領収書を用意し、個人口座へ支払いを行うケースがありました。
実際の支出より多く計上して差額を懐に入れる手口もあります。
4. 酒類の密売・不法転売
イベント用などとして仕入れたアルコールを、適切な帳簿記録なしに転売することです。
アルコール類はルール違反の対象になりやすく、悪用されやすい傾向があります。
🛡️ 防止策:店舗経営者・管理側が今すぐできる対応

1. 仕組みの可視化・見える化
売上データ、キャスト歩合、経費レポートをPOSレジで一元管理し、誰でも確認できる状態にしましょう。
日次・週次で担当を決めてチェックをルーティン化しましょう。
2. 厳格なシフト&出勤管理
シフト表をクラウドで共有し、出勤打刻制にしましょう。
指名客数や接客時間などもPOS記録で連動させることで、歩合計算の根拠を明確にすることができます。
3. 定期的な内部/外部監査
一定期間ごとに第三者による売上・経費監査を導入しましょう。
小規模店も電子データ保存+定期検証する習慣化で信頼性がアップします。
4. 教育と意識向上
キャストやスタッフに対し、「正しい報告の重要性」と「不正によるリスク(罰則など)」を明確に伝えましょう。
新人教育マニュアルや定期ミーティングに、倫理と法令の項目を入れることが効果的です。
5. POSレジ・会計システムの活用
顧客注文・会計・決済すべてをPOSで一貫管理し、現金・カード・QRの管理を強化しましょう。
6. 酒類管理の徹底
仕入れ数量と販売数量を定量で比較しましょう。
定期的な棚卸とバーコードスキャンなどをルーチン化しましょう。
7. 匿名通報制度(ホットライン)の設置
社内や外部に通報窓口を設けることで、不正への抑止力と安心感を向上することができます。

まとめ
信頼と安全な組織づくりが大切です。
具体的な不正行為に対しての防止策は、
〇売上水増し・架空・・・POSレジと定期監査で実態把握をし、キャスト連動の会計にとりくみましょう。
〇給与未払い・歩合不透明・・・出勤・指名を可視化しましょう。歩合計算のルールも整備しましょう。
〇架空経費・・・領収書のチェックをし、支出の実証記録を残しましょう。
〇酒類の不正転売・・・在庫と記録の管理をしましょう。定期的に棚卸をして確認することも大切です。
これらの仕組みと運用により、店舗としての透明性・信頼性が高まり、結果としてお客様やスタッフ、生産性にとってもプラスになります。


